0

塗りメイキング

メイキング希望がありましたので。

今回は塗りなので、線画については省略。
これを塗っていきます。

まずは塗り分けです。
髪は髪、 肌は肌、食器は食器でそれぞれレイヤーを分けて塗ります。
服の緑部分と黄色部分も分け……るかどうかはご自由に。(笑)

この塗り分け作業はマスキングもかねているので、パキッとした塗りをしたい人はレイヤーきちんと分けた方がいいです。 で、順序はお好みですが肌・髪・服を塗っていきます。

とりあえず肌。 肌レイヤーに 焼き込みor乗算レイヤーを新しく作ってクリッピングします。
焼き込み(乗算)レイヤーに下地の肌色と同じ色で影をうっすらつけてゆきます。
このレイヤーを塗る場合、筆圧によってエアブラシっぽくなったりストロークがはっきりしたりするブラシが良いかも。

私はストローク重ねて情報量を増やすので、影レイヤーだけでも数枚重ねてます。

さっき焼き込みレイヤーでうっすらつけた影のレイヤーの
さらにその上にまたクリッピングした焼き込み(乗算)レイヤーを作って
もう一段階濃い影を塗り、

さらに上にクリッピングレイヤーを作ってもっと濃い部分を塗ります

肌だけでレイヤーはこれくらい使います。

次は服塗ろうと思います。 黄色い部分。 顔を前に出してパスタ吸ってるので、首元は影が集中します。 なので黄色下塗りレイヤーの上にクリッピングで「乗算」レイヤーを作成し、グレーor薄紫で影をつけます。

影をつけただけだとなんかふんわり感が足りないので、肩のあたりをちょっと光らせてみます。 さっき塗った影レイヤーの上にクリッピングで「スクリーン」レイヤーを置き、ココア色でふわっと光らせます。 うーん足りないかも。もう1つスクリーンレイヤーを上にクリッピングで作ってまたココア色で塗る

黄色い部分のレイヤー数はこんなかんじ。

次は服の緑の部分。 下塗りレイヤーの上にクリッピングで乗算レイヤーを作って、服のシワっぽく見えるようにブラシのアラ(ストローク)を残しながら塗っていきます。

さっき黄色い部分の端を光らせたので、緑も同じく光らせときます。 シワ影レイヤーにクリッピングで「スクリーン」のレイヤーを置いてココア色でちょびっと塗る。

緑部分のレイヤーはこんなかんじ。

机・食器

次は机。私は木の机にしちゃいました。 濃いこげ茶で下塗りをしているので、 そこの上にクリッピングして「加算(発光)」レイヤー。いつものココア色で、ブラシのアラ(ストローク)が分かるようにざっくり塗ります。

このままでもいいんですけど、 私はなんとなくその上にまたクリッピングでレイヤーを作って、減算(陰影でもいいと思う)レイヤーで木目を付け足しました。

食器。下塗りレイヤーの上に焼き込み(乗算)レイヤーをクリッピングで作って茶色で要所要所だけを塗ります。 さらにその上にクリッピングで加算(スクリーンとか発光とかでもいいと思う)レイヤーを作ってグレーで塗り、光らせます。

フォークと机はこんなかんじのレイヤー構成。

次はお皿。 これは1枚だけしかクリッピングしてないです。(※完成品の時のバジル粉末っぽい緑色のやつは後乗せした) お皿の下塗りレイヤーの上にクリッピングレイヤーを作り、「スクリーン」でグレーでぼんやり光らせます。

料理の塗りはレイヤー数えげつないので省かせて……思い出したくない……。これにめちゃくちゃ時間奪われたんだ……

目。 通常レイヤーの上にクリッピングで乗算、下塗りと同じ色で目を丸く縁取り。その際、上辺はちょっと厚めに。 その上に焼き込み(陰影)でもう一層縁取り。段になるようにちょっとずらすといいかも。 で、上に加算(発光)レイヤーを作ってハイライト。

最後に、これはクリッピングはせずに、白目部分と黒目部分にかかるように紫でアーチ状の影を作る。これは乗算かな。

目のレイヤーはこんな感じ。

次は髪。 下塗りレイヤーにクリッピングで焼き込み(リニア)を重ねます。下塗りと同じ色でざっくり塗ります。 さらに焼き込みを重ね、ストロークを消してしまわないように下塗りと同じ色で重ね塗り。

さらに上に焼き込みを重ねます。 さらに上に焼き込みを重ねます。 さらに上に焼き込みを重ねます。(いくつ重ねる気だ) で、4枚目で乗算を重ねます。 この4枚は全部下塗りレイヤーと同じ色で重ねてるよ。 ストローク重視で、なるべくぼかさないように重ねてください。

その上に同じ色でスクリーンレイヤーを重ね、 今まで塗ってきたブラシストロークが際立つようにします。 で、その上に同じ色で加算を重ね、頭の周り部分だけふわっと光らせます。 さらにその上に加算(発光でもOK)を置いて、天使の輪とか光を増やしたりとか。

髪の塗りがなんだか多くなってきたので、ここらで一度、髪関連レイヤーだけフォルダにまとめた方がよさげです。

レイヤーセットにまとめたら そのレイヤーセットの上にクリッピングレイヤーを作ります。 今度は減算です。ソフトによっては減算ないかも。ごめん。フォトショップにはある。 色は抹茶色。抹茶色で、髪全体をストロークとか気にせずぐしゃーっと塗りつぶしちゃいます。

その上にスクリーンで、下地と同じ色で横一線びゃってします。埋もれた色を発掘する作業です。 また上にオーバーレイを置いて下地と同じ色でもうちょっと色数を増やして、 さらに上に減算で抹茶色を重ねなおします。明るくなりすぎた部分をちょっと減らす感じで。

次は覆い焼きで下地と同じ色(ココア色)を使いまして中央部分だけ光らせます。発光でもいいよ。 最後にスクリーンを重ねて抹茶色をまた使います。ちょっと面白い色になりました。

次は微修正していきます。 とりあえず今までのレイヤーは全部フォルダにまとめるかなにかしておいて、 その上に乗算。肌のメリハリが薄かったのでもうちょっとくっきりさせます。

で、その上に【クリッピングはせずに】通常レイヤーを重ねます。 ここで、人物を縁取るようにぐるっと白のエアブラシで光を入れます。

今度はオーバーレイを、同じくクリッピングはせずに重ねます。 全体的に明るすぎたので、青で色味を落ち着かせる感じ。ついでに皿にもうちょい影入れました。

あとは仕上げ作業。 線画を複製し、複製した分だけぐしゃっとぼかします。 ぼかしおえた元線画レイヤーだったものを、 普通の線画の上に置きます。 これで滲んでるみたいな感じが出るよ。

さらにその上に「通常」レイヤーを置き、 肌の下地色と同じ色で(エアブラシを使って)前髪部分だけうっすら塗ります。肌が透けて見えてる感じがして淡い塗りっぽくなる。

で、もうひとつ上に「通常」レイヤーを置いて、 白で、エアブラシを使ってまた体の周りをぐるーっとぼんやりぬります。

次は「覆い焼き」(発光でもいいよ)を置いて、くっきりしたペン先のブラシ(サイズ小さめ)で、髪の光を細かく描いていきます。これめんどくさがらずこまごまやるとめっちゃ綺麗。 色は私は基本ココア色使うけど、ピンクとか黄色とか、薄い色なら何でもいいと思う。

その上に加算(発光でもいいよ)で髪の毛を数本散らします。これなくてもいいんですけどなんか最近流行りっぽいので。流行には乗っかる。これもココア色使いました。

なんか見た感じもっと光らせたいな~と思ったので、 さらにその上に加算(発光)を置いてさっきのサイズ小さめくっきりペンでさらに線をいっぱい刻んで光らせる。

それから、髪の束の毛先部分を加算(発光)で光らせていくのが最近の私のマイブーム。(私のマイ……?)

あとはバジル粉末?的なもの?とか料理の着色をもうちょい加えて、きらきらエフェクト光らせて、上に加算(発光)レイヤーで目のハイライトをもうちょっとクッキリさせて。 ここで一旦全レイヤーを結合します。(結合前にバックアップは取ってね)

結合したら、結合済みレイヤーを複製して、複製後の分を思いっきりぼかします。 ぼかした方のレイヤーは60パーセントくらいの透明度にして、オーバーレイ化。明るくふんわりしましたね。

最後に色調整をかねて、 ピンク一色で塗りつぶしたレイヤーを一番上に置き、 オーバーレイにして不透明度を調整します。15~30%くらいにしたらたぶんきれい。

同じ要領で 青一色で塗りつぶしたレイヤーをさらにその上に置き、 オーバーレイにして不透明度を調整。私はピンク30、青12%にしました。 ここまでやってようやく完成です。お疲れ様でした……(いやまだメイキングしか解説してないよ!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です